転職:自分の人生の主役になる2

転職:自分の人生の主役になる1があります

転職:3社目

2015年の11月下旬に差し掛かったころ、入社1年半の会社は経営破綻しました。そして地元では有名な企業グループの運営する食品量販店に組み込まれる形で人生2度目の転職となりました。
この会社は県内の交通インフラで大きなシェアを持っていて、多くの関連会社、社内カンパニーを持っている企業です。
社員の教育にも熱心で、簿記、労働三法、問題解決(QC)など、年間に何度かセミナーを受け、実際に資格を取得することでランクを上げるという制度を採っていました。ランクに応じて給料のベースが決まり、ポストが決まります。
また、社長・会長の言葉が子会社や社内カンパニーに降りてきて、各人がアクションを起こすことが義務付けられていました。

社長の理想を現場に浸透させるのは大変

このような中央集権的な組織ではありましたが、部門経営者には「社員教育や福利厚生は本社にある部署でやってくれるから自分らには関係ない」という考えがあったり、下からの要望を握りつぶして上からの負担をそのまま下へ押し付けるタイプの人間のほうが出世が早かったりとか、大企業病なところがありました。
そのため、現場ではサービス残業が横行していたり、グループ企業が利用してくれるからという事で古くさい企画が延命していたりもしていました。
コングロマリットで企業規模では勝っているのに、周辺分野(住宅建築とか食品スーパーとか)では専業の同業他社に大きく水をあけられていて、後追いの企画が多い印象でした。

従業員は責任を投げ出した経営者に売られた

前の会社の経営者はそのまま新しく組み込まれた事業部の中に入り込みましたが、現場では混乱と負担の増大に不満の声が蔓延していました。
破綻前の旧会社では現場任せだったため、管理にかかる人的・時間的コストが少なかったのですが、新しい会社ではその手の負担が増大(例えば棚卸は年2回だったものが、月2回(!)になった)にも関わらず、スタッフは他の店の標準的人数と比べて半分以下のまま補充されることもありませんでした。
店長には人事権があるだろうという意見もありますが、最初から与えられている人件費予算が売り場面積当たりで半分以下なのです。
利益が出ていないから予算が少ないというわけではありません。私の配属された店は全店でも3指に入る高収益店だったのです。
社員1名とパート2名を配属すれば、もっと掃除や品出しでお客様の満足度を高めることが出来ていたのですが残念です。
好き勝手に振舞っていた魚屋もそのままテナント丸抱えでトラブルが発生してもまあまあで何ら対処はされず。
棚卸のたびに店長は一人で残って午前様、そして翌日6時前には出勤。
過重労働が続き、ついには同僚が車で事故を起こしたのをきっかけに「明日は我が身」と思い転職活動を始めたのでした。

3社渡り歩いても転職は不安

今の会社から脱出して新しい会社を目指そうという考えを持った時、周囲の状況と自分の状況をみて不安に思いました。
転職を決めた2018年末から2019年前半に掛けて、明らかな買い手市場でしたがそれは新卒から30代前半の話で、40代のそれも後半になると何らかの相手の会社で役に立つスキルや実績がないと勝負できないと思ったからです。
実際に店長として採用に携わってきた感覚からもその通りです。
しかし自分の強み、実績といったものに全く自信が持てなかったので途方にくれたのです。
たいした実績のない中高年は当然の事ながらフルに働いても250万円程度の低賃金を覚悟する必要があります。
これまで3社を経験してきましたが、やむを得ない事情で何となく道が開けてきた感じでしたので資格や経験を活かしてもぎ取ってきたような転職ではなかったのです。
そして何より、妻子を持つと途端にうかつな選択をできなくなります。

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